決め手はランチ戦略

売上げが伸び悩む飲食店が考えるのが「ランチ営業」。しかし単純に始めたからといって利益がでるか?といえば、そういうものでもありません。成績が芳しくないお店は意外と多いものです。ではランチ営業を成功させるには、どんな工夫をすべきなのでしょうか?

ランチ営業の販促戦略とは

なかなか売上が伸びないお店が「営業時間を増やせば売上げが伸びる」とランチ営業を始めることは多々ありますが、実はすごく危険な選択肢なのです。

例えば、ランチ営業のために昼間もお店を空けるとします。お店を空けている間は、当然ですが光熱費や人件費がかかります。

ランチ専用メニューを作る場合は、ランチ用の食材を別に仕入れる必要がありますね。ディナーで手の込んだ料理を出しているお店の場合は、普段は仕込みに当てていた時間が使えなくなります。

まずは、単にお店をお昼もオープンするだけではないことを認識しましょう。

その上で、さらにお店があるエリアでランチの需要があるかどうかを判断しましょう。

  • 住宅地や事業所が密集している地域である
  • ファーストフード店、コンビニエンスストアがある
  • 弁当専門店がある
  • ランチ営業で成功している店がある

このような条件が満たせるエリアならば、ランチ営業を開始しても客足に困ることはないでしょう。ディナーの場合は、競合が居ないエリアでも需要がありますが、ランチの場合は競合がいない=そもそもその地域で昼食を食べる人がいない、ということですから、失敗する可能性が高いです。

ランチとディナーは切り離して考える

昔は、ランチで集客してディナーを盛り上げていく、という販促方法が一般的でしたが、現代は様々な口コミツールがあること、外食する頻度が下がっていることから、ランチとディナーは切り離して考えたほうがよいとされています。

それぞれ別の施策を練って売上アップを狙っていきましょう。

ランチで売上アップを狙うなら…

  • まずは価格戦略
    ランチはディナーよりも価格が優先される傾向が強いです。近隣の競合店がいくらでどんなものを出しているのかを調べた上で、自分の店ならコレぐらいをいくらで出せる、というラインをしっかり考えましょう。
  • メニュー内容はあまり凝らずシンプルに
    顧客心理として、昼はあまりチャレンジメニューにいかず定番を頼む方が多いようです。また、調理時間をなるべく短縮したメニューは利用者に喜ばれます。外に出す看板は、あれこれごちゃごちゃと書かずにメニューの名前・写真・値段+販促POP程度のわかりやすいものを準備しましょう。
  • ランチでも販促規格を
    日替わりメニューや、曜日ごとにサービス品が変わるなど、何度も足を運びたくなるような一工夫を用意しましょう。
  • 長期的な視点で見る
    ランチを始めたからといって、すぐに売上げに反映されるわけではありません。周囲に認知されるまでにも時間がかかりますし、看板やメニューをブラッシュアップしながら少しずつ結果を出していくものです。営業の成果が出てくるのは早くて3ヶ月、と覚えておきましょう。 

ランチ営業は単に昼間も店を開ける、というだけではありません。ディナータイムとは別に、販促戦略が必要なものなのです。

もし新たに戦略を練る余裕がない、街にランチの需要がないことがわかったら、無理をせずランチ営業をやめるのも賢明な判断だと思います。

ディナーにしてもランチにしても、繁盛の決め手は情報収集であることは変わりありません。貴方のお店と街にあった戦略で、飲食店を成功に導きましょう。

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